名刺を作りたいと思った時、一番初めに頭をよぎるのはズバリ名刺作成にかかる費用、ではないでしょうか。
どうしても起業されたばかりの方だとデザインにかける予算がなかったり、もしくは何年もビジネスを走らせている方でも、デザインに重要性をあまり感じず、適当なものを持たれている方を多くお見かけします。もちろんその他にも色々な事情があるかと思いますし、むしろ名刺1枚にそんなお金をかけれる人の方が少ないと感じます。
印刷だけでなく、名刺デザインの作成をデザイナーに頼もうなんてことになれば、そこでまた予算がかさみます。デザイナーさんにかかる費用もピンからきりなので、信頼できるデザイナーの方が周りにいれば良いのですが、誰に頼んで良いのかわからない、なんてことも。
とにかく時間も予算もない、という方が、自分の力だけでも名刺をおしゃれに仕上げる3つのコツを今日は紹介したいと思います!
カタチにこだわるとおしゃれ
日本で一般的に使われている名刺のサイズは、91 mmx 55mmの長方形です。もしあなたがデザインにこだわりたいと思っている場合、それは”他と差別化したい”、という想いが強いかと思います。だとしたらまず一般的に他の人が持っている91 x 55の長方形のサイズでとは、別の形、サイズ感のものを持つだけでそれがすぐに叶うのです!
正方形の名刺
ちょっとした違いなのですが、91mm x 55mmの長方形サイズの名刺を、55m x 55mmの正方形にするだけで、いつもの名刺とは違うオシャレ感を演出できます。スペースは少し限られてしまいますが、ころっとした感じも可愛いので、個人的にもおすすめです。
以前勤めていた会社で持たされていたのが正方形の名刺だったのですが、名刺交換する際に必ずといっていいほど、そのカタチにお相手の方が触れてきました。
「名刺正方形なんですね」
「へー、珍しいですね」
など、何かしらいつもカタチについてコメントをもらっていた記憶があります。同じ四角い名刺でもサイズがいつもと違うだけで差別化が図れるので、他の人とはちょっと違った名刺デザインにしてみたい、でも何をどうすれば良いのかわからない、と思っている方には気軽に試してみて欲しいです。
相手の反応も変わるので、もちろんこれがアイスブレーク的な役割を果たすこともありますし、会話のきっかけになったりもします。
色々なカタチの名刺
さらにおしゃれでインパクトのある名刺デザインを作成したいのであれば、四角ではない可愛いカタチに型抜きされた名刺がオススメです。オリジナルでそのカタチを作ることができない場合は、印刷会社が用意してくれる型抜きのテンプレートから選ぶこともできると思います。
私はアイスクリームの名刺を営業名刺として使っていますが、毎回絶対と言っていいほど、名刺交換をした相手からは何かしらの反応があります。
「わー可愛いですね」「アイスクリーム屋さんですか?」
など、反応は様々ですが、相手に何かしらのインパクトは与えます。アイスクリームの形も柄も可愛いので、特に女性からの受けは抜群です♪ちなみにこのアイスクリームの名刺、私は”味”(柄)を常時2種類持ち歩いていて、たまに時間があるときは、「どっちの味が良いですか?」と相手に選ばせることで盛り上がることもあります。名刺のカタチ1つだけでも、こういうやり取りがアイスブレークとなり相手と打ち解けることもできます。
おしゃれな形の名刺が作成できるサービス
1.可愛いカタチの名刺
http://creamandpuff-design.com/cute-shaped-cards/
2.名刺作成のファースト
https://www.meishi-first.jp/clipping.php
3.YMカード
https://ymcard.jp:19157/event/katanuki.asp
おしゃれな用紙・加工を選ぶ
デザインにかける予算もしくは時間がない場合は、印刷の際の用紙または加工にこだわることで、名刺のおしゃれ度をぐんとアップすることができます。デザインにかける予算がどんなにない方でも、結局印刷という工程を踏まなければいけないので、用紙のチョイスや、印刷の加工などに少しでもこだわることをオススメします。
用紙の質感
まずこの用紙のチョイスを少し意識するだけでも、おしゃれ感が1つアップした名刺が作れます。私が個人的に名刺交換する際、いつもよく頂く名刺は、薄っぺらくてツルツルピカピカした名刺であることが多いです。おそらくコート紙やマット紙など、一番スタンダードで安いものを安易に選ぶ方が多いのだろうと感じます。ただ最近では質感が良いものでも、かなり安価に印刷できます!ここで私がいう”質感が良い”もの、ですが、触った時に少しざらっとした風合いのある、光沢のない用紙のことを指します。どうしてもツルツルピカピカした薄っぺらい名刺だと、手にしたときに安っぽく感じてしまうので、私は個人的な意見ですがあまり好きではありません。
そんな私がお勧めする”質感の良い”名刺の用紙はずばり、”アラベール”です。
アラベールスノーホワイト(200kg)
アラベールナチュラル(200kg)
私が知っている限りだと、スノーホワイトとナチュラルの2色あるのですが、色味が多い名刺デザインの場合はスノーホワイトを選び、色合いが少ない例えばモノクロのデザインで温かみをよりプラスしたい場合はナチュラルを選びます。
私だけでなく、他のデザイナーさんからも人気の用紙みたいなのですが、シンプルでナチュラルな風合いがあり、温かみも感じます。また通常の名刺の厚さが160kg前後なのに対して、アラベールという用紙は200kgの厚みがあるので、少しばかりか高級感も出ます。
私が名刺交換の際にこの用紙の質感を褒められることも多々あり、この用紙で名刺をお作りしたお客様からも質感が好評とのお声もよく頂きます。用紙の質感だけでもおしゃれ感が一気にアップするので一度は試してみて欲しい用紙です。
名刺良品
こちらは私がよく名刺印刷で使用する会社ですが、アラベールスノーホワイト100枚でしたら1200円前後で印刷できます!ぜひチェックしてみてくださいね。
加工
用紙にこだわるのもありですが、名刺の加工にこだわることで、他と差別化を図った名刺デザインにすることもできます。オススメの加工の1つに”箔押し”がありますが、通常のインクで印刷するのとは違って、熱と圧力で、金や銀のメタリックに輝くロゴや文字などを紙に転写する印刷加工です。例えばロゴや、目立たせたい文字だけをシルバーの箔押し加工にするだけでおしゃれな高級感を出すことができます。もう1つは活版印刷と言って、活字を組み合わせて作ったいわばハンコのようなものインクをつけて、紙に転写する印刷方法です。文字が紙に押し付けられるので、文字に凸凹が感じられる仕上がりは、レトロでとてもおしゃれです。
おしゃれな名刺デザインテンプレート
デザインを自分で用意するとしても、イラストレーターなどのソフトがないとなかなかオリジナルのデザインを作るのは素人には難しかったりします。最近は無料で使用できるテンプレートが溢れているので、その中から自分の好きなデザインを選んで印刷することもできますが、あまりにも数が多すぎてどれを選べば良いかわからない、なんてことありませんか?
ここでテンプレートを選ぶ際のコツなのですが、それはずばり、”有料のテンプレート”から選ぶ、ことです。
特にデザイン素人の方はこれに限ります。無料のものが多く出回っているからこそ、素人からするとどれが良いデザインなのか、選びきれないことがほとんどです。今日の記事のテーマが”予算がなくても名刺をおしゃれに仕上げる3つのコツ”なので大変恐縮なのですが、最低限の費用をかけておしゃれな名刺デザインを作成する場合は、有料のテンプレートを選ぶことをお勧めします。
有料と言っても、1500円~3000円ほど出せばかなりおしゃれなものがたくさんあります。もしデザイナーさんにゼロからお願いする場合、最低でも3万ほどはかかってくるため、デザイナーさんに依頼する場合と比較すると断然安上がりなのです。
おすすめの有料の名刺テンプレートサイト
ここで(恐縮ですが)デザイナーである私がお勧めしたい有料テンプレートサイトをいくつかご紹介しますね!
whoo
https://whoowhoo.com/
海外っぽいおしゃれなデザインがたくさん揃っているのでかなりお勧めです。先ほど紹介した正方形(キューブ)の形や、28x70mmの小さいミニ名刺など、デザインだけでなく、サイズも選べるところもお勧めポイントです。いろいろなテンプレートが揃っているので見ているだけでも楽しいサイトです。サイトのデザインも使い勝手がよくわかりやすいので、デザインを選んですぐ印刷できるワンストップなところも良いです。
Zazzle
https://www.zazzle.co.jp/c/%E5%90%8D%E5%88%BA?rf=238954810185875757
こちらもベースが海外にある会社なので、海外っぽい洗練されたデザインが多くあります。しかもブラウザ内で選択した名刺テンプレートのカスタマイズをすぐできるので、その場で仕上がりがイメージできる所がとても良いです。表示が所々英語だったりするので、少し使いづらさはあるかもしれないですが、おしゃれなテンプレートの数は豊富にあるのでぜひ見てみてくださいね。
まとめ
以上予算がなくても名刺をおしゃれに仕上げる3つのコツ紹介しましたがいかがでしたか?正確には”最低限の予算で名刺をおしゃれに仕上げるコツ”になるのですが、ぜひ皆さんどれか1つでも試して見てくださいね!
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